淡路島洲本市の中心部から北へ約4km離れた畑と森に囲まれた場所
普段は誰も通ることがないような道に、紙に印刷した案内が貼られただけの立て看板が現れる
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前知識がなければ何の建物がわからないと思うが、前知識があっても流石にここで合ってるのか心配になる
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建物の周りは森や果樹に囲まれていてる
後で聞いたが、ここは元牛舎だったらしいです
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ここがこの建物の入り口です
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「HIRAMATSUGUMI(ヒラマツグミ)」
ヒラマツグミは淡路島を拠点に活動する設計事務所「ヒラマツグミ一級建築士事務所」のこと
この建物自体がワークスペースであり、カフェであり、ギャラリーでもある
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1階部分がギャラリーとカフェ
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建物の端から端を突き抜けるような作り
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北欧の古城に来た感覚に近いかな
店舗内は寒色系だけど、窓から森の葉を通した緑色の光線が差し込む
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こちらが食卓、全部で10席です
そして基本は相席となります
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ギャラリーで展示されてる製品は販売しています
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生産者やアーティスト別に展示スペースが分かれています
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カフェでは展示されている食器やカトラリ等を使用しています
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HIRAMATSUGUMIさんのことは、淡路島の洋菓子店「tambourine」さんのFacebookを見て知ったのですが、その時コンセプトも料理もすごく好きだーと思ってたので、すごくドキドキしてる
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どんなカフェでもほとんどドキドキしないのですが、こんな気持ちは久々です
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それでは席に着きます
店内は物音が響きやすい構造なので、お店に行かれる方はここでの食事はお静かにして欲しい気がします
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ランチは1種類「ランチプレート(1,500円)」のみ ※ランチは前日までに要予約(電話予約0799-25-8315)です
サラダや季節のスープ、プレート料理の内容は、その日により変わります
「ランチプレート(1,500円)」だけは11:30〜14:00までのメニューとなります
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このメニューは11:30〜18:00(ラストオーダー17:00)までです
基本的にはケーキとドリンクのメニューです
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「ランチプレート(1,500円)」をオーダーしました
どんな料理なのか楽しみだ
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おっと、出していただいた”おしぼり”が普通の紙おしぼりではなく布なんですね
お手洗いも同じように置いてあったのですが、柔らかくて気持ちよい
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お箸は京都の製造者が作ったもので、竹製でかなり細くて長い
これは、細切れになった食材もつまめるという利点があります
恐らく拘りの食材を使った料理で残してしまいそうな小さな破片まで食べて欲しいという気持ちがあるのでしょう
ちなみに、このお箸はギャラリーで販売されています
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最初に季節のサラダです
赤大根やベビーリーフにズッキーニ、そして淡路産の「鳴門蜜柑(なるとみかん)」を使用しています
※「鳴門蜜柑(なるとみかん)」はその昔、淡路島に住んでいた阿波藩の藩士が植えた橙が偶然的に変種したもので、淡路島にしかありません
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ディルを使ったドレッシングは爽やかな香りとほろ苦さが、ぐっと出てくる
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これは、美味しい!
このドレッシングは淡路産の野菜から出た甘み、甘酸っぱい鳴門蜜柑との相性も抜群だ
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続いては、本日のスープとパンです
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厚いスープ皿、持つとずっしり感じる
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gris souriesの天然酵母(ルヴァン種)のカンパーニュ2枚
周りの皮の部分が特に風味豊かで美味しい
レモンバターを付けて食べます
お代わりを聞いていただけたので、1枚追加していただきました
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続いては季節のスープ「新玉葱のポタージュ」です
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意外とサラッとしたスープです
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玉葱の甘さと、ジンジャーがピリリと効いています
夏に涼しさを呼ぶような味です
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メインのプレートです
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夏野菜のモロッコ風サラダはターメリックとピーマンの苦味、そしてトマトの酸味が相まって美味しい
あと、紫キャベツのザワークラウトや豚肉とピクルス、ソーセージと共に煮込んだシュークルート
淡路の森の木ファームの椎茸を使った香草パン粉焼きも素晴らしい出来です
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食材に拘って作られているのですが、ここまで徹底できるのは凄いことです
コストのことはあまり言いたくはないのですが、手間も考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと思います
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ドリンクはランチに付いてます(本日の珈琲、紅茶、ハーブティ、まんまみかんじゅーすから選択)
ケーキは別途オーダーしました
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千葉県のCoffee Kajitaの豆を使用した浅煎り珈琲
湯気と共に珈琲の薫りが僕の周りを囲む
まさに食後を〆るような味
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ケーキは「スパイスチーズケーキ(500円)」です
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この細長いフォークとナイフをみてください
小人が持つガーデンフォークと槍みたいですね
このカトラリーもギャラリーで展示されています
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シナモンパウダーと生姜が本当にスパイシー
ピンクペッパーと生クリームという発想も刺激的です
この味が分かるのは大人だけの特権でしょうね
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最初に感じたドキドキ感は薄れ、もはや体に溶け込んでしまったようです
でも、建物から一歩出れば再びドキドキ感を求め、またここに戻ってきそうな気がします
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(撮影機材)
パナソニック DMC-G7 + Panasonic LUMIX G 14mm F2.5 ASPH.
パナソニック DMC-G7 + COSINA ノクトン25mm F0.95
<住所>兵庫県洲本市中川原町中川原555
<営業時間>カフェ11:30〜18:00
<定休日>日曜日
<電話>079-925-8315
<駐車場>あり ※中大型車では駐車しにくいので、軽小型車で行くことをお勧めします
場所はココです
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